ガールフレンドが焼肉屋で店員さんにこう言ったんだ。
「すみませ~ん、チェイサーもらっていいですかー!」
おいおい、焼肉屋でチェイサーはねえだろー!
チェイサーとは、強い酒を飲むときに添える水や軽い飲み物のことだ。
ウイスキーのロックなんかと一緒に飲む水のこと。
つまり、バーやレストランなどで、酒ありきのチェイサーだ。
元々は「追っ手」といった意味の英語である。
しかし、最近はチェイサーなんて言わないんじゃないだろうか。
たとえバーでも、「すみません、お水いただけますか」のほうが
スマートでカッコイイとオイラは思う。
安易に横文字を使うのは、もはやカッコ悪いと思う。
なのに、焼肉屋でチェイサーはないでしょ。
一緒にいるオイラが恥ずかしい。
しかも、「もらっていいですか」だ。
もらっていいに決まってるだろー!
日本語としておかしいだろー!
「もらっていいですか」が正しい状況としては例えば、
①水の入ったポットがある。
②店員さんが見当たらない。
③のどが渇いた。
④でも、客が勝手にポットに触っちゃいけない雰囲気だ。
⑤一向に店員さんの来る気配がない。
⑥あー、のどが渇いた。
⑦もう我慢できない。
「すみませ~ん、(ここにあるポットの)
お水もらっていいですかー?」だろ。
店員さんの顔を見て相手に頼んでいるのに
「もらっていいですか」って、なんなんだ。
「お水ください」もしくは「お水いただけますか」でしょ。
この手のヘンテコリンな日本語は、
今や市民権を得そうなくらい蔓延している。
すみませ〜ん、どうにかしてもらっていいですかー?