婚活ヨシオの憂鬱。

Please Don’t sell My Artwork AS ISによるPixabayからの画像

 

友人のヨシオくん(仮名)が、

婚活サイトで知り合った女性と2回目のデート。

タレントの「ダレノガレ明美」さん似らしい。

写真を見せてもらったけれど、本当に似ていた。

他人の幸せほど、つまらないものはない。



ヨシオくんは、明美ちゃんの買い物に付き合って

少々お高そうなブティックへ。

色んな洋服を試着した明美ちゃんは、

最終選考に残った2着のワンピースを両手に掲げて

ヨシオくんに聞いた。

「ねえ、どっちが似合う? ねえ♡どっち〜?」

明美ちゃんの甘えた口調に、

ヨシオくんはパンツを脱ぎそうになったが、

そこは抑えて「赤が似合うよ」とアドバイス。

すると明美ちゃんは、

「ねえ、赤のワンピースに似合う帽子はどっち? 

 ねえ♡どっち〜?」と再び聞くのだ。

さらに、「ねえ♡スカーフはどっち〜?」

ヨシオくんのパンツはもう破裂寸前だ。

そして、ようやく明美ちゃんは

ワンピースと帽子とスカーフを抱えてレジに向かった。

Clker-Free-Vector-ImagesによるPixabayからの画像

 

ヨシオくんの話のこの時点で、

ボクは“オチ”がわかってしまった。

「お支払いは現金ですか? カードですか?」

満面の笑みを浮かべて店員が尋ねた相手は

ヨシオくんだった。

ヨシオくんは「聞いてないよぉ〜(涙)」だったのだ。

Here and now, unfortunately, ends my journey on PixabayによるPixabayからの画像

 

まだ2回目のデートでこれはもう

「どっちどっち♡サギ」に認定である。

しかし、他人の不幸ほど面白いものはない。

sakkan

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